こもっとちばは千葉県最⼤の引きこもり支援ポータルサイトです。あなたの今を変える!引きこもっているあなたへ!それに関わるあなたへ!行くべき窓口を一緒に探します!

Pick up インタビュー NIJINアカデミー 我孫子校 たべるのcooking 教室長 佐藤 絢子

2026.09.15

NIJINアカデミー 我孫子校 たべるのcooking 教室長 佐藤 絢子

はじめに・・・

我孫子市のシンボルともいえる手賀沼を望む手賀沼公園。
その近くに広々な空間。暖かな食事が出来そうな建物がある。

ABISONという施設内にNIJINアカデミー我孫子校があった。

素敵な笑顔で迎えてくださった料理人の方が
この我孫子校の教室長、佐藤絢子さんだ。

不登校の子供達に対して料理人という立場からのアプローチ。
とても興味津々でインタビューに入らせていただきました。

編集長
編集長

早速よろしくお願いします。まず最初に不登校の子供達に料理を!
というこういうお仕事をしようと思ったキッカケから聞かせてもらっていいですか?

私、もともと料理人で、ずっと20歳から都内のホテルとか結婚式場で料理を作る仕事をしていたんです。
それで私自身も結婚して子供を育てている中で、

やっぱり食育に関わるような
料理を子供に教える仕事をしたいなと思ってお料理教室を始めたんです。

ここの【たべるのcooking】をスタートしたのが2025年の5月ぐらいなんですけど、
そこで子供達に教えていく中には学校に行けてる子もいるんですけど、
場面緘黙症とか、ちょっと学校に行きづらい子とかもいたんですよね。

あとは、子供が小学生なんですけども、ちょっと不登校だったり、行きしぶりだったりで
悩んでるんだっていう声も聞いていたので、

なんかそういう支援もしてきたらいいなって思ってたんです。

実際、お料理教室なので当然なのかもしれませんけど、
不登校とか障がいがあるとかないとか関係なく、お料理好きの子が意外といるんですよね(笑)
ずっとお家にいるから自分で作ってみたりとか、1人で黙々と出来る作業なので、
結構お料理は好きって言ってる子が多いんですよね。

それでこういう形で不登校支援に関わらせてもらったっていうのがスタートです。

編集長
編集長

料理教室からスタートなんですね!
そもそも子供向けの料理教室は何故やりたかったんでしょうか?

3歳から小学6年生の子達が来てくださってるんですけど、
そうですね・・・やっぱり私も子供を育てていて、
子供にお料理やらせた方が良いって感じるんですよね。実際、やりたがってますしね(笑)
凄く親目線でもあるんですけど、家でそういう風にしてあげようと思っても、
夕方のご飯を作ってるような時間だと「ちょっと今はやめて。」とか、
「絶対にやらせられない。」っていう時間帯がお母さんって絶対あるんですよ。

でもお料理をやらせてあげたいってお母さんって結構いっぱいいらっしゃるんですよね。

うちは全部単発のレッスンにしているんですけど、
やりたい時に単発で、毎回メニュー違うものを出しているので
このレッスンやってみたいっていうのを選んで来た子にレッスンをしているんです。

料理教室だったら、こぼしても大丈夫だし、のびのび子供らしく出来ますからね。
お母さん達には基本的には教室の外で待っててもらうようにしていて、
その位置から子供がのびのび料理を作る姿が見えるので大変、ご好評いただいてます。

食に興味を持ってもらいたいっていう気持ちを持ってやらせていただいてます。

編集長
編集長

そうなんですね!料理教室スタートって事なので、
どんな状況にある子供達も一緒に通ってらっしゃるって事ですかね?

そうです。料理教室に関しては何も分け隔てなくやっていますね。
ちょっとダウン症なんだけどっていう子がいらっしゃったりとか、
ちょっと吃音でっていう子がチラホラ来ているなっていうところから、
本格的に支援に関わらせてもらおうと思っています。

編集長
編集長

そうですね。そういう子供達を見ていこうって思ったら
やっぱりフリースクールとかの形になったりしますよね。

そうですね。ちょっと話が変わっちゃうんですけど、

このNIJINアカデミーっていうところは基本的にはメタバースに通学してもらうんです。

家からパソコンをクリックして校舎に通学出来るっていうのがポイントで、
ちょっと朝が辛いとか、朝起きれなくて午後から学校に来てるっていう子でも
布団から起きて1秒でクリックすれば学校の中に入れちゃうんですよね。

そういう子達の中で段々元気が出てきて、ちょっと外に出てみたいって思ってくれる子がいて、
親としても社会との繋がりをどこかで持って欲しいと思っていたりするところもあったりして、
NIJINアカデミーでは、全国に色んなジャンルの【リアル校】って呼ばれてる教室があって・・・、
将来役立つようなものも勿論ですし、視野を広げられるような、
アートだったり、運動だったりを【リアル校】で提供していたりするんです。

で、私は料理に特化したところで関わっていきたいなと思って提携させてもらって
NIJINアカデミーではやらせていただいています。

編集長
編集長

そうなんですか。メタバースの所ではなく、
リアル校というところで子供達と関わるってことですかね?

メタバースの方でも授業を行っています。

食に関する授業は勿論ですし、調理実習では画面越しにみんなで料理を作ります。
NIJINアカデミーはサークル活動も活発で、料理サークルの担当もしています。

編集長
編集長

ええ!?メタバースで料理ってどういう風にやるんですか!?

そうですよね(笑)みんなでオンラインでお話してる感じです。
今週何を作ろうかなぁとか・・・楽しみながらやっています。
サークルは本当に友達を作る場みたいなイメージなので、
メタバースだからこその良い部分として、

日本全国の友達ができるんですよね。

「今日はこれを作ろう。」とかも子供達で決めて来ますし、
「地元の料理をみんなに教えたいから先生!今日はこれやりたい!」

なんて話が出たりとか(笑)

編集長
編集長

時代ですね!僕の時代になかったような新しい形ですね!
実際、支援に当たっていく中で、難しいって感じる時とかありますか?

やっぱり人に対してなかなか心を開けない子は難しいと感じる事もありますね。

 何かキッカケがあって心を閉ざしてしまっていると思うので、
そこを無理やり入っていくのではなくて時間をかけながら対応しています。

私が大切にしているのはその子の好きな事を知ろうとする事なんですが、
好きな事をきっかけにすると心が解けていくのがスムーズなように思います。

で、ここを選んでくれる子達はやっぱり料理が好きだったり、食べることが好きだったりするので、
そういう事をキッカケに話をしていく事が多いです。

勿論、なかなかすぐには子供達の気持ちもあるので難しいところで、
丁寧な関わりが大切だと本当に感じています。

編集長
編集長

きめ細やかな意識で対応しているんですね。
NIJINアカデミーに通ってからの子供達の変化ってどんなものがありましたか?

 実際に勿論、復学されていく方もいるんですけれども
例えば人とのコミュニケーションが苦手な子が多いので自分が作った料理とかを配信、
SNSとかYouTubeとかでやってみようかなって言う子もいましたね。

NIJINアカデミーでは動画編集の授業とかもあるんですよ!

そういう授業に出て自分で作った料理をどうやったら見ている人に伝えられるのかなって
動画編集も勉強して発信していけるようになったりした子もいますね。

実際ここには対面の会話は苦手だけれども
自分の思いを伝えたいとか、これを見た誰かを幸せにしたいとか、
自分以外の誰かの為に何かをしたいという気持ちが出てきたりする様子に
一番大きな変化を感じますね。

編集長
編集長

いいですね!僕が普段接している精神疾患や精神障がいの方々も
改善のキッカケって、好きに気付いたり、出来る事がわかったり、仲間が出来たり
だったりするんですよね。NIJINアカデミーがそのキッカケになるんですね。

そうですね。本当にそういう事がキッカケになるんですよね。
直接通ってくれている子ではなくてオンラインで関わっている子で、
毎日泣いていたような子が、めきめきと自分の好きから力をつけて

今、生徒会とかプロジェクトをやるようになった子もいっぱいいるんですよ。

特にNIJINアカデミーでは社会との繋がりというところを大切にしていて、
プロジェクトを作る子も沢山いるんですけど、
最近だとオンラインのスクールでみんなの繋がりを確かめるために制服が欲しいよね!
って話になって制服プロジェクトが実は動いているんです。

アパレルのZOZOさんの本社にプレゼンしに行って
それも協賛いただいて制服作りが動いていたりもします。

もの作りが好きな子達がいて、会社にこういうものを作りたいんだけど、
こういうものがあったら東京の子達ももっと輝けるよというのをプレゼンしに行ったりとか、
そういう事をする子達が出てきているのもNIJINアカデミーの特徴ですよね。

好きから始まる子供の力って大人には測り知れないものを持っているんです!
関わるようになったからハッキリと見えたものですね。

編集長
編集長

学校に通ってるからって持てない発想ですよね。素晴らしいっ!
僕、こうやってインタビューさせてもらってて不登校の子たちが持っている力を
凄く感じたりするんですが、彼らはそもそも何故不登校になるんでしょうか?

不登校になる子達って本当に繊細で真面目で優しくて、
人の気持ちが分かりすぎる子が多いなっていうイメージがありますね。
それによってどうしても自分が傷付いてしまって塞ぎ込んでしまうようなね・・・。

周りの大人だったり環境がちょっと合わなかったりするだけのようにも感じるので、
そこさえ異なっていれば、その子は輝くのに・・・。

ちょっと公立学校を否定する訳ではないんですけど、
学校ってみんな一緒にやろうって集団行動を強制されるようなところあるじゃないですか?
 一緒のところを目指そうねっていう環境だから・・・。

それが100人中100人に合うわけではないですよね。

そこに気づいて周りの環境を整えてあげるだけでやっぱり輝ける子はいるなって思います。
環境を作る大人達だったり、社会というのが一番重要なんじゃないかなって思います。

編集長
編集長

不登校問題ってこうやって話を聴いていくと、問題というより新たな進路の確立のようにも
思えるんですが、この解決ってどんな形でなされると思いますか?

私、NIJINアカデミーの校長の考えに凄く共感しているんですが、校長は

不登校自体って全然問題じゃなくて、むしろ不登校万歳!って言ってるんですよ(笑)

その学校に通わないって選択をすることっていいじゃんって。
自分が得意なところ、好きなところを伸ばしていくには、環境を変えないとダメだよ!
って言っていて、不登校が問題視されるのって不登校が故に家に引きこもって、
不登校になった事で周りの目が気になるから更に家に引きこもってしまう。
ふさぎ込んで部屋から出れなくなってしまうのが問題だからなんですよね。

通わない事自体は問題じゃない!

そういう時に、どんな方法であれ社会との繋がりって絶対に持っていなくてはいけなくて、
パソコンを通してオンライン上でも良いし、外に出るのも勿論良いので
社会との繋がりは絶対に絶たない事です。そういう環境作りをすべきなんですよね。

そういう日本になっていけばいいと思いますね。

編集長
編集長

そうですよね。子供達って用意されたものをやらざるを得ないんですよね。
だから大人達が価値観を変えていく必要があるような気がしてるんですけど、
親御さんがちょっと嫌なものを持っているなんてパターンってありますか? 

やっぱりありますよ。

学びって五教科じゃないと意味がないって思っている親御さんは
特に抵抗を持つみたいですね。

受験どうするの?とか進路どうするの?とか、それを意識して出席認定はくれるの?とか
凄く沢山の質問を持ってくる方も多いんですよね。

今の日本って大学受験に小学校中学校の出席数って関係ないし、
そういうところをちゃんと分かってない親御さんも結構いらっしゃって、
とにかく学校行くのが大事だと思い込んでいたりするんですよね。
周りもみんな行ってるからとにかく行きなさいってなっちゃってる・・・。
凄く気持ちは分かるんですけどね、私も子供がいますしね。

やっぱりちゃんとした情報を得てない親御さんが多いんです。

小学校中学校高校に行ってなかったら就職も出来ないよとか、
絶対そんなことないんですよね!
 後はオンラインだからコミュニケーション能力がつかないんじゃないか?とか、
人対人でコミュニケーションが出来ないって思ってる方なんかも割と多いんですよ。
全然そんなことなくて!さっきもお伝えしましたが日本全国に友達が出来たりもしますしね。

ずっと塞ぎ込んでた子でパソコン得意な子とかも多いんで、
大学生なんかで、そういう子がプログラミングの会社とかゲーム会社とプロジェクトを組んで
アプリ開発していたりなんかして「 将来待ってるね!」なんて言われていたり、
「有望だよ!」みたいな声をかけてもらってる子もいるくらいなので、
好きを仕事にするにはそういうキッカケって凄い大事なんですよね。

情報をもっともっと提供していかないといけないですよね。
お子さん本人にも知ってて欲しいですし、親御さんにも知ってもらう為にも。

編集長
編集長

その助けになりたくて【こもっとちば】があるので・・・(笑)
不登校に関して保護者側が知っていく必要性がありますよね。
進路としてフリースクールもまだまだ勘違いされやすいですしね。

はい。

常識を変えていくのがやっぱり必要ですよね。

保護者といっても育ってきた環境とかで得られる情報も違いますしね。
この潜在意識を変えていくみたいなところから、やっぱりアプローチが必要ですよね。

だって毎日嫌だなと思って、小中高大まで行ったからって幸せな人生を送れるかってわからないし、
幸せになれてるんだったら、無理矢理にでも学校に行かせるべきかもしれないけど、
全員が全員そういう人生を送ってる訳じゃ全然ないですからね。

編集長
編集長

なんかちょっと今ふっと気になったんですけど・・・、
お子さん生まれても料理人で生きる道でも良かったような気もするんですが、
お子さんが生まれて、支援に関わろうと思ったは何故でしょうか?

そうですね。

うちの子供達も食べるの凄い好きなんですね。

うちでも結構やりたいって言う事をやらせたりしていたんですけど、
友達の声で色んな悩み事を聴く事が割とあったんですよね。

変食なんだよね・・・とか、全然食べないんだよね・・・って。

 子供が食に興味を全く持ってない状態があったんですよね。

今、うちでレッスン受けてる子達の親の話を聞いても、
マグロは赤い魚で切り身みたいな感じで泳いでるって思ってる子もいっぱいいるし、
かぼちゃとかも緑色の野菜って知らなかったり、
理された姿をイメージしてオレンジの野菜だよって・・・(笑)
そういうところから始めると子供って食に普通に興味を持ってくれるんですよね。

私は料理人だったから、食に興味を持ってる子供をやっぱり増やしたいと思ってて、
お腹を満たすだけの食事じゃなくて、ちゃんと楽しく食事をしてもらう。

そういう働きかけが出来る大人をいっぱい作りたいとも思ってるんです。

私、子供が昔から好きで、保育士の資格を持ってるんですよ。
っていうのもあって、幼児から食に興味を持つ子を育てたいと思ってるんです。

編集長
編集長

そもそもそっちだったんですね!保育士の心得があって、食育なんですね!
では、このインタビューも締めに入っていくんですけど、ズバリ佐藤さんの中で
通ってくれる子達にこの場で与えたいものってどんなものでしょうか?

そうですね。

まずは自分を好きになってもらいたい。

さっきも言いましたけど優しい子、人の気持ちがわかる子、自分を責めちゃう子が多いんですね。
なのでまずは自分を好きになってもらいたい!
そのキッカケが料理とか食だったら、私が精一杯お手伝いするよっていう気持ちです。

そして、その後、

食べるって凄く誰かを幸せにする事が出来る素敵なものだと思うので、
自分の料理を食べて誰かを幸せにしたいとか、
自分のレシピで誰かが喜んでくれるといいなっていう感じで

自分以外の誰かに想いを向けられるようになったら良いなと思っています。

それを食を通して伝えていきたいんですよね。

編集長
編集長

素晴らしい!ありがとうございます!ここのサイトを見る方へ向けて・・・、
悩みの中にある当事者の方の親だったり、

関係する方々に向けて伝えたい言葉はなんでしょう?

そうですね。

やっぱり子供達を社会から絶対に切り離さないでほしい!

かな。

何処でも良いから社会との繋がりは持っておいて欲しいっていうところがありますね。
やっぱりその環境を作るのって子供だけの力では無理ですからね。
そこはしっかり大人が介入して子供と社会が繋がれる環境を作って欲しいですね。

そういう環境に入っていく事自体が大きな一歩だと思うので
そこから子供の好きを伸ばして何か始めていけるような社会が必要だと思っています。

編集長
編集長

ありがとうございます。じゃあ最後に当事者ですね。
現在学校行けなくなっちゃったら、どうしたらいいんだろうと孤独な中にいる
そんな子供達に対して伝えたい言葉をお願いします。

今は凄い塞ぎ込んでたりすると思うんですけども、

やっぱり社会って広くて、あなた達がいる場所だけが社会じゃないよ!

NIJINアカデミーみたいなオンライン学校もありますからね。
あなたが知っているところだけが世界じゃないから安心してね!って言いたいですね。
もっと広い視野を持ってほしい!

そして、

大人に聞いて欲しい!頼って欲しい!

っていう思いはあります。是非、気軽に問い合わせとかして欲しい。
そういう子達ってやっぱり親に何かを言うっていうのが出来なくなっちゃってたりとか
親も親で気遣いすぎて距離が空いてたりとかしていたりすると思うので
たまたまここを見てくれたあなたは、心配せずに問い合わせて欲しいですね。

終わりに・・・

ご自身の夢を正に形にした佐藤さん。

料理人から不登校支援へ異色な活動に
全てしっかりとした想いがあり、
佐藤さんご自身のお子さんへの想いも重なって
優しくも力強い空気が漂っていました。

こういう人が作る場所だからこそ
子供達も気持ちを楽に、心を許して過ごせるんだろうなぁ・・・

と思いつつ、居場所に悩む子供達の選択肢が
しっかりと増えている事を喜ばしく思う山田なのでした。

☆佐藤さんがいらっしゃるところ☆

施設名NIJINアカデミー我孫子校
住 所千葉県我孫子市白山1-6-5 ABISON内
営業時間・定休日毎週火曜日(月4回)
10:00~15:00
(メタバース校舎は毎日開校)
対応地域千葉県全域
対 象児童
対応内容学習支援居場所
公式サイトhttps://academy.nijin.co.jp/classroom/nijinacademy-abiko/

インタビュアー:山田賢明
     編集:山田香綸