あなたにこもっと！
こもっと編集長の山田です。
「あなたにも神様が見えるんですね？」
絶賛、求人中の当社。
先日の面接の際に色々話していたらそんな風に言われた。
僕にそれが見えるとか見えないとかはどうでも良いんですけど・・・
むしろ、僕自身の生まれ、育ち、送って来た人生的に言えば、
そんなもん、見えているとしても、
見えてる！やったぁ！
ともならず、
なんと皮肉な事か・・・とむしろ泣けてくるような話。
借金まみれで首を括ろうと考えていた人が、
翌朝、拾った宝くじで一等を当てて、借金の苦しみから解放され、
同じ日に余命宣告を受けるような・・・皮肉。
今日のお話はそんなところから広げてみたいと思います。
僕の生まれ育った実家は親父とおふくろの喧嘩が日常的な家でした。
物心ついたときにわかったのは母親の宗教が喧嘩の原因である事でした。
母親の宗教狂いと親父の怒鳴り声が僕の幼少期。
今振り返れば、母親の心境も親父の心境も何となく理解が出来る。
母親は現実のしんどさに対して、自分自身の脳内だけでは
希望を持つ事が一切出来なかったのだろうと思う。
親父は昭和の親父の典型的な考え方だったから、
自分が一生懸命に働いてるお金が意味の分からないところに運ばれる事に
強烈な苛立ちを感じていたんだろうと思う。
当時の僕は神様のせいで親父とおふくろが喧嘩をしているという認識。
そりゃあ、恨みもつのる。
そんな幼少期を送り、神社、仏閣、宗教的な諸々に対して
強い嫌悪感を抱いていた僕が、不思議なもんで・・・
「神様が見えるんですね。」
と言われる。
見える訳ねぇだろっ！！！！！！！！！！！！！
見たくもねぇよっ！！！！！！！！！！！！！！
なんて叫びたくなる衝動なんて今となってはゼロですが・・・、
ちょっと幼少期の僕の想いを思い出すと笑ってしまう。
何という皮肉か・・・。
精神的に病んでらっしゃる方々と接する日々ですが、
すると、当たり前のように飛び込んでくる話の中に
宗教や霊的な話が割とある。
それこそ盲信している人も珍しくない。
きっと、母親と同じ心理的なところスタートだったんだろうと思う。
自身の頭の中では希望を見出す事が出来なかったのだろう・・・と。
そして、
心理的に更に見て行けば、その宗教的な集まりに行けば、
共感、同感の嵐・・・
同一性の中で得られる安心感に満たされた事でしょう。
たったひとりで、希望を見出す事が出来なかった人生に
共感覚を持った人々と希望を見出す事が出来る。
これが大きいのだろうと思う。
実際、僕の実家で言えば・・・、
母親の心は救われていたんだろうと思うが、
残念ながら、実際の家庭内、経済状況も含め、子供達（僕等）の状態は
さほど救われてはいなかった・・・。
しかしながら、そういう状況だからこそ、
尚、深みに入って行く事になるんだろうと思う。
救いがない状況は過去も変わらず、同一性の中で癒され、
未来への希望を描ける状態が一瞬でもあれば救われ・・・
現実はそうでもなくとも、一瞬の救いを手放す理由にはならず・・・。という感じ。
何度か話していますが、信心しているものが結果を出さないって事に
強い不協和を感じたとして、そこに理由付けを色々していくんですが、
信心深くなっていくと、その信じてるものは自分自身と同化している為、
観察者・傍観者バイアスにより、
単純な結論さえもつけられなくなっていきます。
悪い事は全て自分（宗教）のせいではなく、他の何かのせい。
良い事は全て自分（宗教）のお陰である。
精神的に病んでしまう人には・・・、
思考の癖、行動の癖が必ず存在している。
それは多くの人生と向き合わせてもらってもそうですし、
僕自身の経験の中でも実感できる事でもあります。
そして、
その思考には過去の経験、学びが大きく影響しており、
その思考によって生み出される行動によって今の人生が作られている。
これも因果応報の法則で語られているシンプルな理というものですね。
さて、精神的に病んでしまってる人は、
そういう感じで思考も行動も一定のものになってしまっている。
そんな中で、
たまたま信心してみる価値がある気がしたものと出逢ったとしましょう。
上記したように、孤独感を埋める何かがそこにあったら・・・
あなたはその場所で一定の癒しを得る可能性があるんです。
癒しの中であなたはその同一性を共有できる仲間達と共に
希望を語ったりする訳です。
自身の人生に１ミリも希望を描けなかったあなたが、
誰かと共に希望を語る。そして、そこにも共感の嵐・・・
すると
不思議な事があなたに起こり始めます。
今まで起こり得なかった奇跡が起こっていくんです。
あれ？急に僕が何やら信心深い事言ってるように聞こえます？
いや、これも心理的な話なんですよ。
様々な事業者、窓口とあなたが適切に出逢えますように
こもっと！頑張らせていただきます。