あなたにこもっと！
こもっと編集長の山田です。
「山田さん教えてください！〇〇の時ってどうすれば良いんでしょう？」
目の前にいらっしゃる方は〇〇の時の対処に困っている。
それに関してそれこそ考え、悩み、苦しみ、涙し、
追い込まれた末かもしれないし、勿論そうでないかもしれない。
それはどうでも良い事として、事実、来談者は相談しに
来てくださったわけですから、その悩みを解決出来るなら、
手を差し伸べる事が相談を受ける者として
あるべき姿勢なのかもしれない・・・。
しかしながら、僕が大抵取る姿勢は・・・
「どうすれば良いか・・・なんてわからないよ。」
という姿勢。
勿論、それで終わり、さようなら、ではありません。
先日、講演会で講演をお願いさせていただいたとある当事者の方に
講演していただいた御礼にと心ばかりのお金を渡そうとした際に
「いやいや、こういうのはいただけません！」とお断りをいただいた。
僕はそのたった一言ですぐに手を引かせてもらった。
僕がこういう場面で誰であろうと御礼をすべきである！と思っているのには
僕自身の下積み時代の「無料だからお願いしてる！」的な弱者を利用する
多くの人達のクソ笑顔に対してマジで嫌気が差した事があった経験も
確実にありますが（仲間がそういう利用のされ方をして欲しくない！）
何よりも普段より仲間達に伝えています。
あなたの経験や学び、乗り越えてきた努力には大きな価値がある！
それを体現する為に必要だと思っているからこそ、
お支払いしたい気持ちが強くある。
どんな未熟な、僕のフォローありきな講演会であろうがなんだろうが、
そういう素晴らしい人間の素晴らしい言葉、活動には
心から何か御礼（お祝い）をしたいし、
それを受け止められる人になって欲しいと思っている。
自身に価値を得た喜びとしてね。
そんな僕の想いとは関係なしに
その方がお断りをした理由も当然、色々考えられる。
【自分自身のやった事は大したことではない！】
そういう思いからの場合もあるだろうし・・・
【いやいや、山田さんには感謝しかないので恩返しのつもりです！】
なんて僕への想いを乗せてくださってる場合だってあるかもしれませんし、
【そう言う風に気を遣う仲でありたくない！】
ポリシー的なものやご本人の拘りだってそこに関わるかもしれません。
その色々考えられる事が正解であるとか、正確なところはどうなのかとかは
ぶっちゃけどうでも良い話なんだよね。
兎にも角にも例えば、僕が僕の意思を通そうと、
ご本人の考えや発言を無視し、
『これは形式上、受け取ってもらわなきゃ困る！』
とばかりに無理矢理受け取らせたとすれば・・・もう関係性は歪んでいく。
相手の何かしらの想いは知らぬまま、
僕自身の気持ちよさ、信念を押し付け、
相手は「山田はそうしてくる人」という想いを学び得て（快不快は別）
次からはその覚悟の上での付き合いになる。
心理上、条件付けってやつに当たり、これは至極当然の心の動きになる。
良かれと思ってやったことは、自分自身の考える良かれであって、
相手がそれを【良い】と捉えるかどうかは、言うまでもなく
相手がそれを受け取った上で相手が決める事。
こちらサイドが絶対に決めてはならないものなんですよね。
いや！でもこちらの善意ですよ！！！
それを相手に良いだろう・・・と与えようとする事は
罪ではありませんよね！？
そうおっしゃるあなたの気持ちもわかります。
だから人間関係はとても難しいんです。
正解、不正解の話をしている訳ではありません。
何か型にはめようとした瞬間に嘘っぱちになります。
あなたが相手に良かれと思って〇を行ったとして、
相手は◇に信念を持っていれば、〇を突っぱねても良いんですが・・・
あなたが良かれと思ってやってくれてる〇ですから、
◇である事を隠して〇を受け取る事があるんですね。
あなたは受け取ってくれたから〇をやってよかった！と思う訳ですが、
真実は◇に重きを置く、相手に気を遣わせたという結果です。
そして、相手は次からあなたは〇をくれる人という学びを得てますから
以前よりも少しだけ微妙な距離感が生まれたりするんですね。
あなたは気付かない。
だからとても残酷な事が起こるんです。
知らず知らずに距離を取られているっていうね・・・。
何度も言います、正解はありません。
あるとすれば、コミュニケーションをしっかりと取る事なんですが、
それさえも優しい故に相手に合わせるようなやりとりがあれば
上記のリスクは常に生じてきます。
人は優しいからね・・・こんなことが起こってしまうんです。
様々な事業者、窓口とあなたが適切に出逢えますように
こもっと！頑張らせていただきます。