あなたにこもっと!
こもっと編集長の山田です。
土日の朝はランニング。その為に5時に起きる様にしているんですが、
先週の土曜の朝はストレッチをしながら見ていたTVの内容に
思わず、ルーティンが崩されてしまった。
ある父子家庭のお話がやっていました。
お子さんは20歳の自閉症スペクトラムの子。
好きだったゲームから派生し、小学生からプログラミングを学び続け、
高校時代に数々の国内のゲーム制作による賞を受賞し才能を開花。
ゲーム制作会社に就職が決まり、
父と二人で住み続けた山梨県から東京に上京し
独り暮らしする様子が特集されていました。
印象的だったのは、
親御さんの言葉。
「自分の事よりも子供の事を優先してやってきた。」
その言葉には親自身の課題であろうものも滲んでいた。
手取り足取りやって来ねばならなかった現実・・・。
その結果として、ひとりで出来ない事がいくつも放置されており、
自立となるとそれが心配で不安で仕方ないという姿があった。
「不安。無理だから行くな、と言いたい。
でも、ここで息子の夢や希望を潰すのは違う気がする。
僕の気持ちはさておき、息子の夢を優先させたい。」
涙ながらの言葉に親という関わり方の何とも言えないものを見た気がした。

我が子と向き合わせてもらってる毎日。
昨日書いた記事とも繋がるような話だが、
親が行う事ってのは子供に良かれと思っての事であるのは
ほぼほぼ間違いないだろうと思う。
心理カウンセラー的な観点で見れば、
虐待さえも、そう言い切れるものがある例が多々あるぐらいだ。
(無論、肯定派ではありません。)
このTVで特集されていた親御さんは、
お子さんが指先での細かな作業が無理だからと
Yシャツのボタンを全て押して留められるものに変えたり、
やった事ない裁縫もその為に覚えたりして・・・、
本当に素晴らしい寄り添いの日々があったのだろうと
親子の会話を聞いていても感じられる。
僕もそうあろうと思っているが・・・、常に葛藤がある。
その葛藤の理由が、
TVの中で正に言葉にされていたようにも思う。

子供が出来ないことだらけで、もっともっと手を貸してあげたい・・・。
でも手を貸してしまうと、一人暮らしなんてとても出来ない。
だから・・・行かないで欲しいと言いたくて仕方ない・・・。
なんという痛みだろうか・・・。
親の心配の気持ちが子供の巣立ちに反対の意見になる。
なんという苦しみだろうか・・・。
子供を想うが故に我がそばに置いておきたくなる。
子供の一人暮らしから数日、数週間の様子も取り上げられていましたが、
親御さんが一人暮らしの家に行き、掃除を手伝っているんですが、
うん・・・嬉しそうな姿があるんですよね・・・複雑だ。

お子さんの言葉にお子さん自身の人生的課題の話があった。
「どうしても人と比べてしまう。比べてつらくなってしまう。」
僕は心理カウンセラーなので、その比較癖の発端が知りたくなってしまう。
当然ながら、TVの中でそこまでが語られる事はなかったが、
合理的配慮というより、人として当たり前の配慮がある周りの対応や
そのお子様、ご自身の頑張りによりなんとかなんとかやってる感じだった。
ご自身の精神的課題に関して、それこそ物理的課題と同じように
向き合える機会ってのを沢山持って欲しいと
願いながらランニングに出掛けた。
僕のクライアントさんの中には、物理的課題を全てクリアにしても
精神的課題が原因でせっかくの道を閉ざしてしまってきた方が
沢山いたりします。
精神的課題で挫折すると、次の一歩はとてつもなく重たかったりもします。
人と比べる。人が怖い。人が苦手。
それを耐えながら、我慢しながらの日々は、かなりつらいです。
周りの人がどんなに配慮をしてもこればかりは自身で越えるしかない。
親御さんとの二人三脚の世界にそれがあったかどうか・・・。
TVの中だけでは想像でしかないので、ここまでしか書きようがない。
が、
本当に色々想う朝でした。

小島よしおさんがNHKのとある番組で
障がい者が健常者に対して行うドッキリの際の対応が話題になっていた。
手に障がいのある店員さんが飲み物を持ってきたのに対して、
様々な芸能人が対応をする。
サッと手を貸し、飲み物を取ってあげる人などがいる中で、
小島よしおさんはただただ見守り、お盆が傾いた時だけ手で支えた。
その対応が素晴らしいと絶賛を集めたという訳ですが・・・、
そもそも、どの対応も別に甲乙付けるべきものでは無い。
(この辺は明日にでも書きますか・・・)
ただ、
手を貸し、成功させる事だけでは自立の助けとは言えないかもしれない。
これは僕がララホームという所で常々全体に投げている理念でもある。
何が子供の為?
何が障がい者の為?
何が他人の人生の為?
正解の様なものはない。
ないけど、
BESTを尽くそうという想い。
思慮深い自問自答は常にあるべきだろうと改めて思う。
様々な事業者、窓口とあなたが適切に出逢えますように
こもっと!頑張らせていただきます。