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Pick up インタビュー 子育てサロン【和空間わたことり】 代表 勝又 麗

2025.03.11

子育てサロン【和空間わたことり】 代表 勝又 麗

はじめに・・・

のどかな田園風景が広がる多古町。
静かな自然の中を進んだ小高い丘の上・・・。

登る坂道には来てくれる人を歓迎する意味の絵が描かれている。
多古高校の美術部の子達が描いてくれたそうな・・・。

その先に広がる空間。子供達の笑い声が聞こえそうなワクワクする広場だ。
そして、お日様が当たる暖かな古民家が和空間わたことりだ。

インターフォンを押して中に入ると笑顔で迎えてくれたのは代表の勝又 麗さん。

すぐにひとつひとつの場所の構想を聞かせてくださり、
自身もこの場所が大好きなのがわかる。
突如始まったインタビューと共にこの場所に既に癒され始めた山田。

この場所を作った経緯も含め、赤裸々に語っていただこうと思う。

編集長
編集長

ホント楽しい空間ですね。このお庭の段階で僕がワクワクしちゃってます。

そうなんです。私もここが大好きで、皆さんに来ていただく事が嬉しくて、
色々まだまだやりたい事があるんで、考えて作ってる途中なんです。

丘の下に駐車場があるんですけど、来ていただく方にはあそこに停めていただいて・・・、
坂道がちょっと急なんですけど、そこを親子で歩いて登って来てもらってます。
登ってくる時に飽きないように地面に絵が描いてあるんですけど、
近くの多古高校の美術部の方たちに頼んで描いていただきました。

編集長
編集長

細かな心配りに親子が安心してここまで来れますね。素晴らしいです。

こっちには、小さい子でも遊べる滑り台を今後、作る予定なんです。
シーソーとか色々、今図面引いて打ち合わせしています。

この辺の木とかの剪定もボランティアとかでやってくださる方がいて、
その方達に頼んでここも大きく変わっていきます。

八街の馬頭琴奏者の方をお呼びして野外ライブを開催したんですけど、
すっごく素敵でした。この風景と相まって凄く良かったんですよね。
掘削して電源も取って、アンプもそれで通して・・・、
川の向こう側のお宅まで音が届いたみたいですwまた来てもらいたいなぁと思ってます。

編集長
編集長

近隣の方にも歓迎してもらえてるって凄いですね!良い環境だなぁ・・・。

子供達が自由に遊べるように、フェンスも立てたんです。
家の周りが木が立ってるだけだったので、崖から落ちてしまう危険があったんで、
そういう風にしてあります。

で、こっちには蔵があるんですけど・・・、
まだ何もやってはいないんですけど、
先日、手作り味噌の会っていうのをイベントでやったんですけど、
その時の味噌が置いてあったり、夏のプールが置いてあったり、
クリスマスツリーがしまってあったりします。

今はただの物置きみたいになっちゃってるんですけど、
今後、何しようかなぁ・・・って色々考えたりしていますw

編集長
編集長

この場所の可能性、凄く感じますね。

外のハンモック、冬と真夏以外は出して遊んでもらったりしてます。
あとは小屋でおままごとみたいな事も出来ますし、東屋もあるので、
夏場は東京の方から4家族で来ていただく方がいて、
その方とここでバーベキューやったりしましたね。
井戸も掘ったので、ここで手洗いも出来ます。

農作業なんかもやっていたりするので、農機具があったりもするんですけど、
いずれは宿泊施設なんかも出来たら良いなぁとか考えていますね。

後はピザ窯も作る予定ですw

編集長
編集長

凄い!この場所の成長がまだまだあるんですね!ワクワクします!

キエーロって知ってますか?これ、手作りのコンポストみたいなものなんですけど、
土に生ごみを入れるだけで分解して、土にしてくれるんです。
これを広めようって実は動いているんです。

夏に親子で手作りワークショップを開催したいと思っています。
去年の春にワークショップをした時には町の広報の方に来ていただいて、
載せていただいたりもしました。

編集長
編集長

ちょっと色んな情報があって、面白い!凄いですね~!

(笑)あ、あと、船橋市の高根公団に娘がReehaっていう量り売りショップをやっているので、
それの2号店っていう感じで量り売りなんかもやっています。

それから、ここを2025年7月頃からカフェにしようと思って、今図面書いて計画中です。
土間みたいな感じはそのままで、雨風だけしのげるようにして、
オープンテラスのような感じで、この場所で買ったものなら、
敷地内何処で食べてもOKみたいな感じにしようとか、色々考えていますね。

じゃあ、いよいよ、中もご案内しますね。色々私がペンキ塗ったりとかしたんですよこれ。

編集長
編集長

中も本当に凄いですね~。おもちゃが沢山あって、
ひとつひとつ環境にも身体にも優しいものが使われてるのがわかります。

そうなんです!

子供達に遊んでもらうおもちゃには本当に拘りました。

絵本も子供向けのものが置いてあって、ちっちゃい子用のものと、ちょっと大きい子向けのものと
また、人気のボードゲームなんかも置いてあったり、
親御さんが読んで為になるかな?っていう本も用意しておいてあります。
大人向けの方は貸し出しもしてるんですよ。

授乳コーナーも用意してあるので、図書コーナーのちょっとした空間で、授乳も出来るように・・・。
おむつも捨てられるようにしてありますw

普段はフリードリンクって形でオーガニックのお茶とかを出しているので身体にも心にも優しい場を
意識して作らせてもらってます。環境のことを考えるキッカケになればと、ポスターなんかも貼ってますね。

編集長
編集長

凄い!この場所自体に色んなメッセージが込められてますね!素晴らしい!

二階もレンタルスペースにしたりして、ママさん達に役立つようなイベントをしたりしています。
エステとか過去にはやっていたんですけど、ママ達が施術を受けている間は
子供達は下で遊んでてもらって・・・っていう感じですねw

編集長
編集長

凄い空間ですね~。沢山の方に来てもらえるとホント笑顔に繋がりますね。
ちなみに、多古町という場所を選んだのは何故なんですか?

夫の両親が多古町出身なんです。

で、5年前にオープンを別の場所で娘と始めたんですけど、
私は親子カフェがやりたかったんです。でも、まずはっていうので

子育てサロンやる事にしたんです。そこでは3年半やってたんですね。

娘が児童養護施設で働いていたんですけど、それを辞めるタイミングで、
環境問題に取り組むことを地元でやりたいと思い、量り売りやろう!って思い立って

最後の1年はそこの場所で量り売りもやっていたんです。

そっちの時は泊まれる場所とかも別にあった訳じゃないので、
船橋に住まいがあるんですけど、毎日、船橋から多古って通って、
それでも本当に楽しくやっていたんですよね。

でも急遽、ちょっとその場所を出なきゃいけなくなっちゃったので、
この場所に移ってきたって感じですね。

そのタイミングで娘は船橋で、私は多古町でって分かれてやるようになりました。

でも本当に移る時も色々考えたんですよね。
船橋で出来たら、勿論家もそっちだし、便利じゃないですか。
でも色々な場所で構想をしていたんですけど、私は広い場所が絶対に良かったので、

気が付いたらやっぱり多古町に帰って来てて(笑)

これだけの規模を船橋でやろうと思ったら、やっぱり現実的に難しいですからね。

あと、多古町って別に土地だけの話じゃなくて、

人も凄く良いんですっ!

だから、多古町で親しい友人を沢山作れたんですよね。
で、みんな目的が同じで、多古町を盛り上げよう!ってしてるんですよ。

子育てにも優しい町なので、この間も関東の移住したい町のランキングで上位に入ったんですよ。
いつも、色んなランキングでベスト8ぐらいには必ず入る様な町なんですよね。

土地も人も良いし、お米も野菜も美味しいし、
昔ながらの神社を町のそれぞれの地区でしっかり守ってたりもするので、
やっぱりそういうのも土地の良さに繋がってるのかとも思います。

だから、

多古町最高!(笑)

編集長
編集長

(笑)素敵なところって本当によくわかります。
外で演奏してもOKですもんね!なかなか無いですよ、そういうの。
ちなみに子育てサロン自体は何故やりたかったんでしょう?

私、ずっと32年、東京都の公立保育園で保育士やってたんです。

コーチングやヒーリングとか色んなものに出逢ったんですけど、
そういうので自分は本当は何がやりたいのか?とか考えた時に、
保育園や幼稚園に通えてる親子は大丈夫!
保育士がいたりそういう友達が作れたりするから、
そういう人達は大丈夫!って思えたんですけど、

保育園や幼稚園に入る前の子育て初めてのお母さん達の
相談できる場所や気を休める場所がない!って事に気付いたんです。

自分も子供3人育ててきて実感していた部分でもあるんですけど、
本当に初めての子育てって孤独だし、不安だし、みんなそういうのを抱えてるって思ってたので、

いつかそういうお母さん達のサポートをしたい!って思ってたんです。

で、60歳で定年退職してからでもいいかなぁと思ってたんですけど・・・、
コーチングとか学んでいく中で、もっと早く出来るならやった方がいいなぁって
思い始めて、それで早期退職して2020年1月に始めたんです。

子育てを不安の中でしてるママさんがひとりでも救えるように・・・。

この場所はこんな広いですけど、そういう思いをしているお母さんが
一人でも来てくれれば良いと私は思ってて・・・、それで良いんです。

公務員時代に自分自身に必要なお金は充分に稼いだから、

ここから先は老後のつもりで
自分のやりたい事をやっていく為にお金を使えば良いと思ってるんです。

本当に自分はそれで満足しているし、それで少しでも笑顔のママさんが増えれば、
それも凄く嬉しいし、お金は回ってないですけど(笑)凄い幸せなので、それで良いんです。

今後はレンタルスペースとかコーチングとかそういうので少しずつ収入にも
繋げていければ良いなぁとは思ってますけど・・・。

編集長
編集長

凄いなぁ・・・実際ここを開いていて、
どういった悩み事が寄せられる事が多いですか?

多古町に移住して来て、悩み事ばかりで辛い事ばかりだったけど、
ここ【わたことり】が出来た事で親子で楽しい時間が出来て、
本当に【わたことり】が出来て良かった!っておっしゃってくださる方もいますし、

ご高齢の方なんかで、もっと早く出来て欲しかった!とか、
もっと近くにあったら・・・とおっしゃってくださる方もいますね。

平日はなかなか仕事とか保育園とかでここに来られないので、来られた時に、
いくつも相談をお持ちになって順番に話してくださる方もいます。

でも私、一切アドバイスとかはしていないんです。

お母さんとかに質問をされれば、それに答えるって事はするんですけど、
自分からはアドバイスをしたりはしないので、とても居心地が良い場所にはなってると思います。

編集長
編集長

アドバイスをしないっていうのはどうしてその姿勢を選んでるんでしょう?

保育園の先生とか学校の先生ってちょっとおせっかいなんですよねw

色んな人や子供達と接して来てるから、どうすれば良いっていうのが
なんとなくわかっちゃってるので、それやっちゃうとどうなるか・・・って言いたくなっちゃうんです。

でも、それをやっちゃうと、

自分で子育てして経験するべき事が経験出来なくなっちゃうと思うんです。

それを取り上げちゃうのって、やっぱりおせっかいなんですよね。

お母さんは自分が育てたいように子供を育てれば良いし、
お母さんがどんな子育てをしたって子供はちゃんと育つって信じさせてあげる事が大事なんです。

だから、

横から「こうした方が良いよ」とか「こうしたら失敗しないよ」
なんてアドバイスは要らないんです!

と思って、お母さんが自分で相談したい事だけ相談すればいいっていうスタンスを取ってます。

編集長
編集長

多古町は子育てしやすい町っていう話が先にあったんですけど、
それでも悩んでらっしゃる方がいるっていうのは・・・何故なんでしょう?

やっぱりアドバイス的な事をされてしまう方もいるんですよね。

そうすると、追い込まれてしまうというかね・・・
お母さん達は必死に頑張ってるので、やっぱりそれを認めてあげた方が良いんだと私は思います。

ちょうどオープンした時がコロナ真っ只中だったんですけど・・・

2020年1月にオープンしたんですけど、3月の卒園式とかそういうのも全部中止になって、
各自治体の子育て支援施設が 一時お休みになったり、時間や人数を限定していた時期だったんですね。

【わたことり】は私設の居場所なので、そういう時も開け続けられたので
悩みを聴き続けられたっていうのはありますよね。

アドバイスをするでもなく、必要な情報を提供し続けてもいたので、
公的な場所よりも相談しやすい感じにもなったんだろうと思います。

編集長
編集長

周りご高齢の方も多いと思うんですが、コロナ禍の運営って
何か言われたりはなかったんですか?

ないですね(笑)

皆さんおおらかだった気がします。

気にする人はそもそも動かないし、来ないし、
気にしていない人がいらっしゃって、マスクしながら過ごしていたりはしますが、
子供達も親があまり気にしていなければ、したりしなかったり自由なんですよね。

ここはマスクするしないも自由ですよ~。

って張り紙したりして、穏やかに過ごしていただいてました。

編集長
編集長

ホントそうなんですよね本来、決まり事やルールで縛っていく、
不安を煽っていくって望ましくなくて、自由な中でより良いものに
それぞれが向かっていく事が理想なんですよね。

うん。そこはずっとブレずにいきたいところですね。

お母さん達の常に隣にいる。

みたいな感じでいきたいと思っています。

編集長
編集長

勝又さんが最終的に【わたことり】で目指していくものってなんでしょう?

子育てサロンはやっていますけど、
0歳から100歳までっていうのは既に謳っているんですけど、

地域の色んな人が交わって、色んな人が関わり合うような・・・
色んな大人が、ひとりの子供に対して寄り添っていく・・・

そんな場所にしていきたいですね。

編集長
編集長

それは理想ですね!僕も手元にお金が潤沢にあったら、今やってる全てを
無料でやりたいって思ってるぐらいなので・・・わかります!
ちなみに勝又さんは、未来そうしていく為に
今、どんな動きを取っていってるんでしょうか?

同じ志を持っている人達が沢山、仲間にいるんです。

しかもみんな私よりもずっと若いんですよね。山田さんもそうですけどw
今日もたまたまモーニング(お食事会)を一緒にやってた仲間達とも、

「お金が無くても大丈夫な世界を作りたいよね。」

なんて話をしていたんです。大きく広げる事は無理かもしれませんけど、
この地域やこのコミュニティー内であれば実現できるんじゃないか?って思ってるんです。

私ひとりでは絶対出来ないですけど、みんなとなら出来ると思ってるんですよね。

終わりに・・・

終始、可能性と夢の溢れた暖かな空間に癒されながら、
真っ直ぐに提供したい事を語る勝又さんに
共感と尊敬を向けながら過ごさせていただきました。

木のぬくもりと、全面から室内を照らす日の光に
包まれながら子育て世帯の親御さん達が
間違いなく笑顔で居られる場所ってこういうところだよな。
と、そう思いました。

そして言うまでもなく、笑顔になっていた山田なのでした。

☆勝又さんのいらっしゃるところ☆

施設名子育てサロン・和空間わたことり
住 所〒289-2231
千葉県香取郡多古町飯笹487
営業時間・定休日毎週水曜日・金曜日・隔週土曜日
10:00〜16:00
対応地域千葉県全域
対 象児童未成年成人高齢不登校
対応内容居場所
公式サイトhttps://peraichi.com/landing_pages/view/watakotori/
お問い合わせ子育てサロン・和空間わたことり
〒289-2231
千葉県香取郡多古町飯笹487
090-4740-8808(代表 勝又)
watakotori@gmail.com

インタビュアー:山田賢明
     編集:山田香綸