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あなたにこもっと!
こもっと編集長の山田です。
実はカウンセラーとしても向き合わせていただいてます。
精神疾患、精神障がいの方の根治を目指し、
全力でひとりひとりの人生と向き合わせていただいてるんですが、
そういう理念で活動しているからこそ、職員自身の腹の底も問われ、
他者の人生と向き合いながら、自身の人生を見つめ直すような
そんな感覚に襲われます。覚悟と気持ちがなくては
なかなか務まらないと思う訳です。
物凄く不思議なのは、精神疾患、精神障がいをお持ちの方々が
長期的に通所も長時間的な滞在も可能なのにもかかわらず、
職員が短期的で、短時間しか持たないってのは何なんだろう・・・
なんて、たまに冗談めいて話しますが、
実は今日のテーマにも繋がってきます。
![画像](https://assets.st-note.com/img/1678743642734-hcJQ6sYfyF.jpg?width=800)
着実な自身の課題との向き合いの時間を経て・・・
自己実現に向けて意識を持てるようになった仲間達が、
就労に向けて語り出す事が最近本当に増えて来ています。
この流れはララホーム的にはとても嬉しいのですが、
それはよくある、障がいのある方の社会復帰をどうのこうの・・・
って言う理由からの喜びでは全くありません。
最近調子良いみたいだし、働いてみたら?
なんて提案は間違いなく僕等はしたことがありません。
自己実現を意識していただき、
その上で就労が必要だと結論が出た方にさえも
「何故働くの?」と理由を聞き続けるぐらいです。
その上でもやはり
就労だ!
となって就労に向かうので
想いがとても強いのが特徴です。
さて、そんな想いが強い皆さんが面接を受けに行く・・・
様々な問題と向き合う事にそこでなるんですが、
とても多い悩みが、
①病気(障がい)を聞かれたらどうしよう。
これは得手不得手の不得手の部分の扱いなんですが・・・
本当に皆さんここで大きなミスを冒してしまいます。
②無職であった期間を聞かれたらどうしよう。
これも負い目というやつですね。
このふたつで引っかかり、選考から落ちてしまう方が本当に多いです。
なので、よく皆に話している話を今日は特別にここに書きます。
実は
①も②も、企業側目線をしっかりと考えていただく事が大切になります。
企業側は【共に働く人を探している。】のであって、
あなたの落ち度を探そうとしたり、陥れたりする敵ではありません。
つまり、質問の意図の捉え方から変えなくてはいけない。
「何か病気とか障がいとかお持ちですか?」
という問いがされた時に・・・
やべっ!病気、障がい・・・どうしよう・・・落とされる!?
と反射的に思っちゃうと言葉が出てきません。
相手は何故、病気、障がいがあるかを知りたいかといえば、
それが仕事的に支障があるかないか、
共に働く事にリスクがあるかないか、
を知りたい訳ですよ。
なので、
「はい・・・鬱があるので、通院で月に四度は平日休ませて欲しいのと、
突然朝、動けなくなっちゃう事があるので、急遽の休みは可能ですか?」
なんて聞いてしまったら、
企業側は採る事にリスクしか感じないって事です。
②も同様に考えてください。
離職のスピードが早い。働いてない空白期間が長い。
そこから企業側が想像する色々をあなたが払拭出来ているのか?
「ずーっと精神的な理由で家にいたんですが、そろそろホント働かないと
マズいし・・・親にも言われたので、頑張ります・・・。」
なんて返答では、
企業側があなたを採用する理由がなくなってしまうんです。
この壁を乗り越えられないから、
障がい者が働くような作業所へ!
みたいな選択も安易にされていくように思いますが、
本当に超えられない壁なんでしょうか?
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ララホームの仲間達によく話している話で、
自身の負い目を負い目として持ち続ける事を止める!
という言葉があります。
例えば、僕にも精神的に病んでしまった理由で
数年の空白期間がありますが、その期間の話を面接の場でしたならば、
間違いなく「面白いねー!」ってなる自信があります。
それは一般的な普通に生きて来た人が経験し得ない事を
経験した期間だからです。
さて、あなたの引きこもり期間はどうでしょう?
引きこもりの気持ちは引きこもりしかわかりません。
泥沼にハマるような日々の経験から、前向きな気持ちになり、
就職、自己実現まで描けるようになった経緯というのは
人に話して意味のないものでは絶対にありません。
企業側としてもメンタルヘルスも含め、興味がない訳はありません。
つまり、
あなたの持ってる経験、能力はあなたの捉えようによっては
他者が持ち得ないオンリーワンなものになるって事です。
あなた自身がそれを信じられていないのであれば、
まだ内側と向き合わねばいけない期間なのでしょう。
あなた自身がそれを信じられていないのであれば、
目の前の面接官があなたを採用する理由はありません。
日数やらなんやら企業に全面的に合わせる事で
採用される事は勿論ありますけどね・・・。
残念ですが、上記のような負い目を強く抱えながら、
無理矢理企業に合わせて入ったところで、
負い目を理由に辞めるのが多くの結果でしょう。
是非!内側の整理と共に、
自身の経験、生きて来た道に自信を!
そうすれば、不思議なもので
面接が楽しいものに変わっていったりもするんです。
様々な事業者、窓口とあなたが適切に出逢えますように
こもっと!頑張らせていただきます。