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コラム 発達障がいバブルと言う言葉・・・ご存じですか?

2022.08.27

発達

発達障がいバブルと言う言葉・・・ご存じですか?

あなたにこもっと!

こもっと編集長の山田です。

連日、引きこもり支援団体、また窓口へのインタビュー等々で
飛び回ったりさせていただいてますが・・・
その際に何度か聞いた共通のキーワードがあります。

「発達障がいバブル」

過小診断による、症状悪化、状況悪化を防ぐ!を大義名分に・・・
スクールカウンセラーの配置やその精神科へのリファが増え、
精神科受診の若年化が起こっている現代社会において・・・

過小診断を恐れるあまりに「発達障がい」という診断が横行している。

そういう話です。

これを問題だと主張する側は過剰診断を問題視しています。

投薬の若年化や、増え続ける発達グレーやら、精神障がいグレーを
過剰診断が落ち着かない限りは解消出来ぬ!と説いてる訳です。

どちらも言い分、理由は正当性があるようなものなので
当然ながら議論が重ねられるべきところなんでしょう。

今日、僕が大警鐘を鳴らしたいのは・・・

親のすべき事は全く変わらない!

って事なんですよね。

完全動物と不完全動物という表現をご存じでしょうか?

完全動物というのは、
その動物はこう言う鳴き声(言葉)で、こういう見た目で
こういう風に生きる!が完全に定まっているもの。
如何なる教育をしても大してそこは変わらないもの。

不完全動物とは、
その逆、教育次第で全てが変わってしまうもの。

人間は不完全動物と言われています。

つまり・・・

教育せねば、人間という生き物として成り立たなくなるって事です。

何を言いたいかと言えば、
教育は傍に居る親がすべき事として変わらない
って事です。

子供が変だ。周りと比べて妙だ・・・。

そう悩み続ける事は、親側からスタートします。

当たり前ですが、子供は自分が変とか変じゃないとかの概念が
ないところスタートですからね。それを教えるのは周りなんです。

ごく一般的な家庭であれば、その変な様子に試行錯誤の上
教育が成されるんですよね。

試行錯誤の上・・・です。

これが大切なんです。

これの継続こそが大切なんです。

発達障がいバブルを語る上で問題だと語る方の中には
この視点を持っていらっしゃる方は意外と少ない。

診断が問題じゃないんです。

その後の姿勢が問題なんです。

発達障がい!?・・・そっか!だから出来ないんだ!
出来ないままで良いんだ!!!

そう思う事で、

親だけが楽になっているパターンが問題なんです。

お子さんが人間関係を上手く重ねられないから、
人間関係から遠ざけ、保護してくれる人の中に溶け込ませ、
とりあえず、苦しそうじゃない子供を見て安心する。

さて、

その子供の未来は・・・?

ある程度の保護下でしか過ごせなくなる未来・・・
それは親として子供に素敵な未来として語れますか??

親が思考停止すれば、子供は勿論、思考停止の中で育ちます。

最初の不完全動物の教育の視点で言えば、

不完全を障がいのせいにして良いのか?

というところなんです。

発達障がいの診断を下してもらう際に、
福祉サービス等々を視野にってパターンも多く聞きます。

やってはいけない事は
当然の様にやってはいけない事。

それを伝えるのは親のするべき事でもあり、
伝え方を精査する為に診断名があり、
その後も伝え方を模索し続けるのは親の責務だと思うんですよね。

人間関係が苦手ならば、それを得意になる必要はないけど、
どうやれば、トラブルは減らせるのか?
どうやれば、友達が出来るのか?
共に考えるのが親のすべき事なんだろうと思うんですよね。

発達障がいだからといって発達がゼロな訳ではない。

発達が遅いってだけで諦める親になっていませんか?

様々な事業者や相談窓口とあなたが適切に出逢えるよう、
こもっと!頑張らせていただきます。