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Pick up インタビュー 特別編「千葉市教育機会確保の会」代表 古山明男

2024.01.08

特別編「千葉市教育機会確保の会」代表 古山明男

はじめに・・・

今回は特別編。

掲載団体、機関とは別で引きこもり問題と深い関わりのある方を
ピックアップさせていただき、皆様にご紹介したいと思います。

フリースクールや学習塾を運営しつつ、
千葉市の教育機会確保の会の代表も務めていらっしゃる古山さん。

長年不登校問題に携わって、教育に関して学び、考えていらっしゃってます。

最新の不登校問題が何処に向かっていってるのか、
どういう見解を持っていらっしゃるのか聞かせていただきたく、
ご紹介いただきインタビューさせてもらいました。

優しい笑顔と、穏やかな雰囲気をお持ちの古山さんに迫ります。

編集長
編集長

今日はよろしくお願いします。古山さんのお考えに触れられる機会、
とても嬉しく思います。自由にお話いただければ有難いです。

じゃあ、一番しゃべりたい事からしゃべっちゃいます。

引きこもりと不登校の違いです。

不登校はよく教育問題だと言われてますけども、実はそうではない、
子供が極端な不安と恐怖に襲われちゃっているというところなんです。

だから、人と逢うのが殆ど不可能になってしまっている状態なんです。

しかし、小学校高学年ぐらいであれば引きこもる力があるんですが、
低学年とかの子は引きこもる力がありません。親にすがる事しか出来ないんですね。
だから、低学年の子の不登校は親と一緒であれば何処にでも出て歩きますから、
大した事ないって見られちゃうんです。

実はその段階から物凄く内側は傷んでしまっているって気付くべきですね、大人達が。

でもね、この様子を見て学校関係者もカウンセラーも

親離れが出来ていないって解釈しちゃうんですね。

大問題です。

編集長
編集長

確かに。そう見えてしまうかもしれませんね。

そうなんです。表面上はそう言う風に見えてしまうかもしれませんけども、
少し継続的に、この親子の関係を見させていただきますと、全く違うという事に気付けます。

本当の意味で親離れ、子離れ出来ていない親子というのは、
子供の方は親に対して、あれしてくれ!これしてくれ!がとても多く、
親の方も子供に対して、これしなさい!あれしなさい!が多いんですね。

不登校の子の様子を見ていると、親に対して何かを求めてすがっているというよりは

ただただ胸が苦しくて、辛いから親を頼っているような・・・そんな印象ですね。

編集長
編集長

そのお子さんは実際、何が辛いんでしょう?
まあ、色々原因はあるんでしょうけど・・・

最近、ポリヴェーガル理論という新しい神経生理学が出てきまして、
我々の生命維持の為にとても重要な自律神経というものがあるんですが、

その自律神経というのは、この場所が、この人が、安全か安全でないかを
常に気にするようになっているんですね。

私達が意識していなくても、自然と感じ取って行動に反映させています。

その場所が危険な場所だと判断され、更に抵抗も攻撃も出来ないと判断された時に、
別の自律神経の働きとして

仮死状態になってしまうんです。

編集長
編集長

え。仮死ですか!?当然、生きてはいるけど・・・という事ですよね?

はい。あの、猟師が鉄砲で撃つとたぬきが死んだふりをする
なんて言いますけど、あの状態ですね。なので、その状態になってしまいますと、

コミュニケーション不能となっちゃいます。

物凄い恐怖心を募らせていってしまいます。
戦えるなら本人だって戦います・・・追い込まれればネズミだって猫と戦うんです。

それらが全て適わない、もうどうしようもない時に、

苦痛を全て取り除く事に専念します。

それで主電源を落とすような・・・そんな感じですね。

編集長
編集長

虐待を受けた子供達が無感情になっていくのと同じ感じですかね?

そうなんです。実は同じ事が起こってるんです。

で、そう言う子供達を外から見ていますとね、典型的な症状があります。
それは、

無表情、無反応。

そう言う方、多いんじゃないですかね?それと・・・

ゲームしかしない。

子供は基本的にはみんなゲームが好きです。でもね、それだけしかしないなんてことはありません。
テレビも見ますし、大人達と遊びたいってちょっかい出して来る事もあります。
風呂も入らなくなるなんて事はありません。でも主電源を落としてしまってる子供達は本当に

ゲームしかしないんです。

後は、

自分でも原因理由がわからない。

外界に対するアンテナをみんなたたんじゃった状態で、自分でも本当に訳わからないんです。
だからこそ、人と逢うのも極端に怖くなってしまったりするんです。

それぐらいになってくると身体的な症状も色々出てきます。

朝起きられない。

なんていうのは代表的ですよね。体がもう動かなくなっちゃってるんですね。

腹痛や頭痛、様々な心身症のようなものも出ます。

今、話したものの3つぐらい該当していたら、自律神経を疑っていいと思いますね。

しかし、ここが不登校と引きこもりの大きな違いなんですけども、
引きこもりというのは、改善にそれは長い年月が掛かりますね・・・。

でも

不登校の場合はこういう酷い状態は上手くすれば数ヵ月。
まあ1年ぐらいで通り過ぎるんですね。

自然回復するんです。

この原因は自分が殺される、食われる、傷つけられる、というのを
自律神経の方で判断しているんです。自律神経はこちらの言う事、意思が届かないんですね。

私達が温度を感じるのって意識関係ないところで感じるじゃないですか。
暑い!寒い!って私達の意思とは関係ないですもんね。
丁度あの感じです。

あれと同じように自律神経が、この場所を危険だ!駄目だ!逃げろ!と判断してる状態、

それに対してはどんな説得も通じません。

編集長
編集長

全ての人がそうなる訳ではない中で、その危険と判断するに当たっての
個人差というのは何故生まれるんでしょう?

それは説明しきれないものがあると思います。

心理的な要素もそうですし、生まれ育った環境、
その子が持った元々の感性なども関わってくると思います。

編集長
編集長

昔はそれこそ無理矢理学校行かせる親が多かったり、
学校の先生も体罰があったりしましたが、今はそれが問題視されて
一般認識としてもだいぶ温厚であるべき!ってなってる気がしますが、
何故、この危険と感じての不登校が増え続けてるんでしょうか?

そうですね。昔はビンタしたり、廊下に立ってろ!なんて
露骨な態度でやっていた先生もいました。僕が子供の頃なんかもそうでした。
でもあれってある意味ではスッキリしてるんですよ。

先生が悪い事してる!ってわかりやすいんです。

子供の方も対応がしやすいんですよね。

あの先生だけ注意してればいいや!とか、とりあえず静かにしとけばいいや!とか、
後は共通の悪者が作れれば、仲間同士とは上手くいき易いんですね。

そういう事があったと思います。

編集長
編集長

なるほど。だから恐怖とは感じづらかったって事ですかね?

そうです。恐怖まではいかなかったと考えます。

ただ、痛かったり、苦しいだけだったんですね。
それは仲間同士で友達同士で解消できたんです。

ちょっと学校の先生側の話になっちゃいますが、
今の学校の授業、50分とかですかね・・・あれを30人とか40人・・・
全員集中させるっていうのは無理ですよ。

その上で先生方は学校側から親側からの圧力受けていますから、
何も具体的に措置が出来ないわけですね・・・。でも授業を受けさせたい・・・。

そうなるとですね・・・

いろんな形で同調圧力とかそう言ったもので辱めたりしてしまうんですね。

そう言ったことも不登校に繋がるものだと思います。

編集長
編集長

進んできた教育現場の改善の結果、より良い場にしていこうとする中で
妙な弊害が生まれてきているって事なんですね。
この複雑な不登校問題解決に向けて千葉市教育機会確保の会では
どう取り組んでいこうとお考えでしょうか?

これは、会全体の合意にはまだ至ってませんが、私個人で言えば、
今、親の会にも参加しています。フリースクールもやってますし、個別の相談も受けています。
その中でとても効果があるのが・・・

不登校に段階があります。その段階によって対応が違うんです。
というのを親御さんにお伝えする事なんです。

段階というのが・・・

とにかく休養させる、刺激しない方が良い時期。

それを過ぎてくると、

退屈だぁ~という時期がやってきます。

そういう時期に入ってからですね、色々提案していくのは。
フリースクール行ってみるかぃ?というのもそう言う時期にしてみると良いんです。

これを多くの人が間違ってしまうんです。
学校行かなくなった段階で、このまま不登校はマズい!って思ってしまって、
首に縄付けてでも無理矢理、学校に行かない習慣が付かないように・・・ってしてしまうんですが、
これが通用する子も少しはいるので難しいところなんですけども・・・
大体逆効果ですね。

子供が親すら信用できない・・・

なんて状態になってしまいます。

外は駄目でも家の中は元気であれば、まだ何かのキッカケで復学や、
そうしなくても生き方としての回復は早いんです。

だから、

初期段階は本当に刺激をしない親側の姿勢というのがとても大切なんです。

相手は自律神経なんです。

どんな説得も通じやしないんですから。

編集長
編集長

自律神経的に危険だと判断していたところが危険ではない!と
思えるようになるのは何故なんでしょうね?

学校に行けない!となった人が全く同じ学校に行けるようになるのはなかなか難しいですよ。

それは相当なプロセスが必要です。

だから、

まずは外に出られるようになるだけで凄い事。
人と話せるようになったら大したもんだ。

そういう意識は必要だと思います。

編集長
編集長

では教育機会確保の会や、古山さん個人が千葉市の行政などに
不登校問題解決の為の話として持って行ってるのは、
段階を踏んでいく必要性を学ぶ場を作る事とかなんですかね?

いや、まだそこまで行ってないんです。

まだ各団体が集まって市の方に我々はこういう事やってますって
紹介している段階なんですよね。

また、各団体もそれぞれの事を知らなかったりするので、
似たような活動している団体が沢山あって、
「あ、なんだ・・・そっちでもやってるの?」みたいになってるような

まだそう言う段階なんです。

是非、お互い困ってるところ、活動の中で見えてきている問題点、
そう言ったことを話し合える場を作りたいと思っているんです。

編集長
編集長

難しいですね・・・不登校問題も引きこもり問題も・・・

不登校に少し限った話にしてしまいますが・・・
不登校というのは日本の大きな問題です。

他の国にもあるんですよ、学校に合わないという問題自体は・・・
アメリカだと学校が合わないからいかない!って日本以上だとは思います。
でも不登校ではないんです。理由は、

ホームスクールが合法なんです。

合わなければ、家で勉強すればいいんです。それで学校行ってるのと変わらないんです。

後は、

私立学校が作り放題と言っていい様な
状態なんですよ。

お金は出ないけど、そうして教育機会を作る事を国が許しているんです。

あるいは北欧の方だと、もっと学校という決まり自体がとても緩いんです。
号令を掛けたりとかも別にありませんし、決まり事っていうのが本当に緩いんです。
学校が合わないとか、勉強についていけない・・・ってなった時に
じゃあ、それに対してどうする?っていうのを考えていってるんですが・・・

日本にはそれが無いんです。

私なんかが言ってるのは、これは制度問題だという事です。

如何に教室の椅子に座らせるのか?それを考えてるような制度じゃダメなんですよ。
適応指導教室もそうですが、それでは対応しきれません。最近は変わりつつありますけどもね・・・。

そう言う意味でも不登校問題は私は解決可能だと思っています。

編集長
編集長

そうなんですね!古山さんが思う解決策ってなんでしょうか?

座学の一斉授業を止めます。

幼稚園に近い様な指導にしていきます。

子供のやりたい事を指導の中心にしていく。

私はフリースクールなんかもやってますが、子供達みんな元気です。
鬼ごっことかしています。ああやって身体を精一杯動かすのも大事です。
正規の学校でもそういう事に力注げば良いんですよ。

編集長
編集長

やっぱり既存の学習中心のやり方に問題があるって事ですかね。
しかしながら、学力の部分って親としても子供の進学等々考えると
無視したくないところじゃないですか?それはどうお考えですか?

とても複雑な判断は必要だと思います。

知的な学習に対しての発達が早い子と遅い子がやはりいるんです。

遅いからって頭が悪いって事じゃないんですよ。
11,2歳から始めて勉強の意味がわかるなんて事はよくある事です。
15,6歳で自分のやりたい勉強に目覚める子なんか普通だと思って良いと思います。

今、そんな事おかまいなしで一律の教科書を使って勉強していますよね。
あれがあまり良くないんです。

後は、座学で45分ですか・・・

あるタイプの子だと自分で意欲を持たないと学べないって子もいます。

10歳位までは幼稚園の延長のような、体感型というか・・・
幼稚園よりちょっと頭を使うようなそう言うやり方が良いと思います。

編集長
編集長

ちょっと話を元に戻すような感じなんですが、今のお話から
不登校は今のままの制度、教育では当たり前に出てくるとして、
とは言え、進学などの節目に悩んでしまうじゃないですか。
そこはどう考えて乗り越えるべきでしょうか?

そうですね。

小学校や中学校、特に小学生の頃の成績なんて全然あてになりません。

私実際、塾やってますのでね(笑)
小学生ぐらいの時に色々詰め込んだところで、厚化粧みたいなもんですよ。
そこで将来まで決まりません。テストの点数なんかも
詰め込めば上がるし、詰め込まなきゃ下がる・・・とても単純です。

小学校、中学校、不登校になってしまったとしても
大人になってからの影響はそんなに大きくはありません。

むしろ、

ずーっと小学校から詰め込んで、中学校も詰め込んで、高校も・・・
その辺で限界が来て潰れてしまう方が後が長いです。

大人の引きこもりです。

編集長
編集長

僕の専門ですね。確かに長くなります。

ですよね。

親御さんに知ってて欲しいのは、小学校、中学校で不登校などになって
高校受験などをキッカケに取り戻そうと始めたとして・・・
高校入学時に全ての遅れを取り戻している子は極々稀です。

でも18歳、20歳ぐらいのところに焦点を当ててもらえれば全く問題ありません。

というのがね、中学3年生ぐらいから急に知的な部分の発達が伸びます。
今まで全くわからなかったところが急にわかったりとか、
意味が理解できなかったところの理解ができるようになったりとか・・・あるんです。

だから高校3年間というのはそう言う意味では、穴埋めの時期でして、
専門学校、短大、大学に焦点を合わせてもらえれば、
そこで通常の学力に戻ってるなんてことは本当に沢山あるんです。

編集長
編集長

ああ・・・でも確かにそうですね。僕もそうですもんね!
大人になってから取り戻した感はあります。
でもこの感覚で見てくれる学校の先生なんてほぼいませんよね?

これにはハッキリとした原因があると思っています。

私は幼稚園や保育園の児童から長期に渡って一緒に過ごしています。
どういう大人になるのかなぁ?って見させてもらってるんです。

中学の先生だと、あの三年間しか見ていないんです。

だから、

この三年間で何とかしてやろう!!って思ってしまうんです。

小学校も高校も同じですね。なので

当たり前の様に大人側が焦ってしまうんです。

私の様に長い目線で見れば、どうってことないんですよ。

二十歳過ぎればただの人。

編集長
編集長

既存の学校の在り方ではなかなか難しいって事ですね・・・。
これから、この不登校問題にズバリ古山さんはどう挑んでいきますか?

行政に働きかけるのは絶対だと思っています。

フリースクールに関して少しずつ助成金が入るようになった。そういった流れはありますが、
やっぱりその条件として学習指導要綱は満たしているか?とか色々あるんですが、
そうじゃないんですよ。そんな先の先のわからない事を不安視したものを条件にするんじゃなくて、
人と交わられるようにする事、それこそが条件となるべき大切な事なんですよね。

不登校の初期段階は福祉と捉えていただきたい。

そうではなくて、教育委員会の管轄なのでやってはいけない事を沢山やってしまうんですよ。
それでは、解決できる事も解決できなくなってしまいます。

あとは、数字的な事を言いますと・・・6,7年前かな?それぐらいのデータではありますが、
フリースクールを使ってる子というのは、不登校の中の4%です。
公的機関に来てるのも10%程度です。
そこら辺に予算を立てていく・・・ありがたいですよ。とってもありがたいんですけども・・・
全体の何になるんですか?というところなんですよね。だから、とりあえずね、

ご家庭に金券を出していくっていうのが良いと思うんです。

アンケートを取りますとね、不登校のご家庭、色んなところ使ってるんですよ。
フリースクールもありますし、習い事、学習指導塾もありますし、
学童保育所なんかも当然の様にありますね。体験教室、プレパーク・・・

親御さんも必死ですよ。何かうちの子が外に出られるキッカケがないかって・・・。

それが公的機関であるとかNPO、民間であるとか関係ないんですよね。
うちの子が行くか行かないか・・・だけなんですよね。

そう言うところで使える金券をね、行政の方で面倒見てもらえないか・・・?とね。
現金だと色々問題が起こってしまうんで、登録している団体や事業者の所で使える金券なら、
実現は出来るのではないかと思っているんですね。

編集長
編集長

生活困窮家庭においての不登校の割合も凄いですもんね!
それは確かに!行ける場所を増やす、広げる為に効果的ですね!

はい。本当にこれから教育の現場も限界である事を認めて、
柔軟に必要な事を行っていくのが良いと思います。

ホームスクールの振興は私のやりたい事の大きなひとつです。

モデルにしたいのはデンマークの教育です。あそこは良い教育しています。

人に合わせた教育なんです。

19世紀に凄い人が現れて

「教育権は国に渡してはいけない!」

って言ったんですね。教育というのは民間でやらねば危ない!と説いたんです。
家庭の窓辺で、暖炉の横でやるような教育が大切なんだ、と。
なのでデンマークという国では

ホームスクールは言うまでもなく合法ですし、
学校作りたいって言えば12人集まれば作れちゃいます。
教職免許もいりません。最低限の教科だけ教えていれば、補助金もしっかり出る。

そう言う国なんです。

そうしますと・・・

ホームスクールやっている人達がどんどん学校作っちゃうんです。

お金も国が出してくれるので、様々な色の学校が出来るので、
不登校問題なんて簡単に解決出来てしまうんですね。

だから、

私は一番ホームスクールには力を入れたいと思っています。

編集長
編集長

実際どうですか?進めてる中での手応えは?

良いご家庭出て来てます。

ホント、その中でお子さんもとても良い顔していらっしゃいますね。

こんな工作やったとか、自発的に算数やったとか・・・
ホント良い感じに育っていきますよ。

まだまだ多くはないですが・・・
こういう事例を多く生み出す為の教育哲学を作っていく為に頑張ってるんです。

クリエイティブエデュケーションと名付けてます。

子供はある程度の年齢を過ぎたらみんな専門家なんです。

ある子は【おままごと】ばっかりやってます。
あれは、人を幸せにする事や、こういうトラブルにはどう対処する?とか
そういうシミュレーションをやっているんですよ。

ある子は【工作】ばかり、ある子は【虫】ばっかり追っかけてる。

勿論、ある程度お勉強は必要だと思います。
でもあれは脳の栄養サプリメントみたいなもんだと考えるべきです。
みんな元々、専門家的思考、そして指向を持ってるんです。

それをしっかりと伸ばしてあげて、読み書きそろばんはサプリ程度で・・・
そうしてあげるだけで、本当に子供はよく育つんです。

終わりに・・・

穏やかな語り口調とゆったりとした雰囲気の中で
語られる当事者に寄り添った考え方。

これからの教育現場、問題に取り組む支援者達に対して
響くようなお話をたくさん聞く事が出来ました。

あっと言う間に2時間程が経過し、
まだまだ終わらない話に再会を誓いつつ、

未来の不登校問題に対して、もっともっと大人達が
考え、学び、追究していくべきだと改めて想う山田なのでした。

☆古山さんのいらっしゃるところ☆

施設名古山教育研究所
住 所千葉県千葉市中央区汐見丘町14-5
対応地域千葉県 千葉市
対 象不登校
対応内容未設定
公式サイト古山教育研究所 (asahi-net.or.jp)
お問い合わせ千葉県千葉市中央区汐見丘町14-5

インタビュアー:山田賢明
     編集:山田香綸