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Pick up インタビュー 個人指導塾ビオスタディー 代表 吉田晃士

2023.02.17

個人指導塾ビオスタディー 代表 吉田晃士

はじめに・・・

ビルを登って扉を開くと広がる明るい室内。

穏やかな語り口調で迎えてくれるのは
個人指導塾ビオスタディーの代表、吉田さん。

ハッキリとした考え方と想いを言葉にする姿には
指導の説得力を感じる。

笑顔で包み込むように話してくれる吉田さんにお話を伺いました。

編集長
編集長

このような個人指導塾を始めようと思ったキッカケはなんでしょう?

塾業界というところでは12,3年携わってきたんですが、
「面倒見良く!」などコンセプト決めてやるには

自分でやるしかない!

って思ったところが一番大きいですかね。

編集長
編集長

そうなんですね。塾業界12,3年とおっしゃってましたが、
自分でやった方が良いサービスが出来る!って思ったのは何故でしょう?

そうですね・・・大事な事なんですけど、営業を求められるってところがあるんですよね。
ただ・・・集客ってところって絶対大事なんですけども、それって結果の部分だと思ってるんです。

やっぱり塾なんで。

成績もあくまでも塾が提供しているものの中での最後の結果ってだけで、
勉強もその途中のところでしか無いというか・・・、
人生において、運動もそうですし、ゲームとかもそうですけど、社会に出たときに評価されるもの
ゲームだとe-スポーツなんかもありますが、何でも良いって思ってるんですよね。
何かにチャレンジしている。何かを頑張れた。って事がとても大切なのかなって。

とは言っても、うちは塾なので、e-スポーツとか教える事は出来ないので

勉強って中で、小さな成功体験をしてもらえるようにお手伝いさせていただければなって。
そこを一番に考えています。

だから他とは違う部分で言うと、そこです。

編集長
編集長

何でも良いけど勉強ってところなら成功体験させてあげられる!
っていう姿勢ですかね。
ちなみにビオスタディーさんで勉強以外の部分で

伝えたい事ってどんな事でしょう?

勉強は確かに大事なところもありますが、私としては別にそこに拘る必要も無いと思ってるんですよ。

ですが、7歳ぐらいから18歳ぐらいまでの年齢の子って・・・
多分不登校になってしまう理由とかにもあるとは思うんですが、
他者との比較だとか、自分との比較もそうかもしれませんが、

何かしらの劣等感を抱えてらっしゃる子が多いような気がしてるんですね。

ですから、不登校の子達への勉強の場の提供を行っている理由でもあるんですが、
周りの子は今この時間に勉強しているっていうのがあると・・・
どんどん自信を失っていく様子が見られて、「どうせ僕は学校行ってないし・・・」
みたいな言葉を言うようになったりして・・・

だからそれを解消する方法って・・・学校に行けるようになる!ではなくて、

学校に行ってないけど、学校と同じような勉強をしてるっていうのが
凄く有効なんだと思って・・・

そういう成功体験をしてもらった結果、今通ってくださってる方もそうなんですが、
別の事も頑張りだしたなんてことが起こるんですよね。

勉強することが出来たから、他のこともやってみよう!みたいな感じで・・・

それが一番大事な気がするんです。

編集長
編集長

わぁ!そう波及していく為に自信を取り戻させる塾なんですね。
その際に何か気をつけてることはありますか?

そうですね・・・ちゃんと出来る事を作っていくのは大切ですね。
ハードルの設定を私がしっかりするっていう・・・。

私も勉強嫌いだったんですけども・・・まあ、今も嫌いなんですが(笑)

勉強って何が難しいかっていうと・・・自分で目標設定をすると、過大な目標を作ってしまうんですね。
例えば、英語にしてもいきなり辞書1冊覚えよう!とか、
教科書1冊覚えよう!って頑張っても無理があるんですよね。

だから、続かなくなってしまったり、勉強向いてないって勘違いしてしまったり・・・

なので、1日5個、英単語覚えたから良くない?っていうような感じで・・・、
それも1週間後に5個覚えられている事!って設定するとつらいんで、
1日5個ってやって30分後に1個でも覚えてたら凄くない?っていうような
空気感を僕、教える側が出していますね。

努力をしてみよう!って思える環境がとても大事なので、
出来なくたって良いからとにかくやってみよう!

って思わせる環境作りは、気をつけています。

編集長
編集長

あ~それは取りかかり易いですもんね。なるほど。
親御さんの理想等々あると思うんですが、

その辺にはどうお応えしていますか?

勉強を改めて頑張ろうとして・・・それだけでも素晴らしい事なので、
そこを認めてあげることから、その先が何かしら見つかる!
そういう感覚でお子さんと向き合ってもらえるようにお話はしていきますね。

色んな選択肢がお子さんの未来にはあって、どのタイミングだって
別に生き方を見つけられれば問題無いんだろうと思うんです。

中学生であれば高校受験。高校生であれば大学受験。
色々分岐点はあるとは思うんですが、
例えば、中学生の時に小学校の問題から徐々にやっていって、
高校は偏差値の高くない高校に行ったとしても、その積み重ねた勉強の経験を
大学受験に活かせば、全然遅くないですし、
大学も行かなかったとしても、それこそ社会という場所で成功する人もいますしね。

とにかくどのタイミングでも良いんです。結果やりたい事が見つかればそれでいいんです。
だから1年2年の短期で考えなくていいのかなって。

編集長
編集長

わかります!僕なんかカウンセラーなんで共感しか無いですが・・・
とは言え・・・短期で頼むっ!っていう親御さんいらっしゃりません?

まあ、いらっしゃいますね(笑)
そうですね。そういう方には両方のプランって言うのをお話します。

例えば、高校受験のお子さんだとして、

偏差値60を越えるような学校だとどんな生活が待ってるか・・・
とかやはり知らない親御さんが多いんですよね。

私立の進学校だったら、0限から7限まであって、
それが終わってから学校内予備校って言うのがあって、それで帰ってくるとどうなります?
それを想像した上でも自分の子供はそこに行かせるべきだ!って思うのかどうか、
ってとても大切なのでお話はさせていただきます。

編集長
編集長

知らないですもんね、そんな事実。僕も初めて知りました!

そうなんですよね。

やっぱり偏差値が全てじゃ無いですよってところはお話したいところですよね。

編集長
編集長

不登校支援に関わってて、
多くの支援者からこの緩さを感じるところなんですが、
何故、あまり世の中的にこの緩さは浸透しないんでしょうか?

不登校の本人と親御さん、どちらとも、話させていただく中で・・・
どちらかが完璧主義である事はあるかな、と思います。

私達が教えていく中で、まあ、それは塾って言うのもあるとは思いますけども、
言ってはいけない言葉って言うのがあると思っておりまして・・・

それは、
「何故出来ないのか」
「これぐらい・・・」
「周りは出来てる」
とか、言う事は絶対言わないんですね。

それは当たり前なんですけど・・・親は言っちゃうもんなんです。
親ですからむしろ、親しか言えないというのはありますよね・・・

でも、学校の先生も同じような事言っちゃう場合もあるんですけど・・・(笑)

指導要領で決まってる部分もありますからね・・・。

話を戻しますが、保護者様が多少求めすぎてしまう、完璧主義になってしまう部分が
あったとして・・・私達はそうはしないってところで、
結果に繋がっているところがあるのかとは思います。

編集長
編集長

例えば、今、ここをご覧になってる
完璧主義になってしまっているかもしれない
気付けた親御さん達に何か緩くなれるようなお話いただけますか?

私は本当にお子さんがその高校なり、学校に通ってどうなるか?を想像出来る事がとても大切だと思います。

知ってるのと、想像出来るっていうのは全く別物だと思っていて・・・

例えば、高校、大体平均で通うのに30分掛かるとして、逆算すると何時に起きます?とか、
私、基本的に学校って大体ブラック企業と同じと思っていまして、
それは先生だけに限らず、単純に生徒達もそうだと思っているんです。

昨日も普通に学校通ってる子とお話をしていて、何時に起きるの?って聞いたら、
6時半です、6時45分には家に出ます。その後、7時から朝練があって、そして1日授業。
で、17時ぐらいまで学校に居て、そのまま塾があります・・・って、

ヤバいですよね?めちゃくちゃ、仕事だったらブラックじゃないですか!

親御さん達にはそこに気付いてもらいたいですよね。
その上でもお子さんに求めますか?と。

編集長
編集長

なるほど!確かに!ホント、親御さん自身が手放すべき欲求がありますね。
今後、ビオスタディーさんが目指していくものってなんでしょうか?

そうですね。やはり通っていただいてる方が、

勉強というものを通じて、ひとつの成功体験をしていただく事、
そこから何かしらの自信を持っていただく事が一番だと思っています。

その延長線上じゃないですけど、チャレンジが出来る。
失敗が許される・・・じゃないですけど、皆さん失敗を自分で許さない節があるような気がするので
ビオスタディーという場所だったら失敗しても大丈夫!という経験をしていただいて、
他の場面でもチャレンジが失敗を怖がらず出来るようになってくれたら・・・
その1歩が踏み出しやすくなってくれた良いと思っています。

編集長
編集長

そのチャレンジって意味合いだと、
不登校にしても精神を病んでしまう若い子が
増えているっていうデータもあるんですが、何でなんでしょう?

増え続けてる理由は具体的にはわからないんですが、
先ほどのブラック企業的なお話もそうですが、

とにかく子供達が忙しいのはあると思います。

昭和の時代の教育指導要領って詰め込み教育だったんですが、
そこからゆとり教育が始まって、今はゆとり教育の時間の取り方で
勉強の量自体は増えているっていう感じなんですよね。

中学生の英単語の数が、正確な数字は忘れちゃいましたが、
ゆとり教育時代の1,何倍かになっていたりとか・・・

高校生で習っていた英語の文法も中学生でやるようになってるものもあったりとか、
他の教科でも同様で、高校でやってたものが中学へ、中学でやってたものが小学校へ
と言うような流れがあるんです・・・その中で話題になってるのだと、

高校生で金融教育が始まります。とか、小学生でプログラミング教育が・・・とか、

時間は増えていない、むしろ減っているのにやらなきゃいけないことが増えているんです。

編集長
編集長

先日のインタビューでもそんな話出てきました!
とにかく足し算になってしまう学校教育のお話・・・

今って小学校高学年ぐらいから、ちょっと大変な事がありまして、
学歴問題ってあると思うんですが、高校受験に向けての内申点って重要で、
内申点って5段階評価で9教科見られるんですね。体育も合わせて9教科。

その内申点って中1からもう評価に入るんですね。

と言うことは、中1の入学式終わった瞬間からもう高校受験は始まってて、
小学生の段階から高校受験対策をしていかないと偏差値60以上の高校って難しいって事なんですね。

昔は同じだったとしても僕等そんなこと知らなかったじゃないですか?

今の子って知ってるんですよね。だから、先生に気に入られるって事を頑張るんです。
入学して早々に先生に対してのアピールが始まるんです。

今、本当に情報過多で・・・
それって高校受験、千葉、とかで検索すると普通に出てくるんですよね。
教育委員会がそもそも出している情報だったりするので、
YouTuberとかブロガーがそれを語ってたとしてもなんら悪い事は無くて、
公的に出してる一次情報をただ二次情報として世に出してるだけなので問題もないんですよね。

なので中学生とかが何をしていくことになるかって、評価社会に飛び込むような感じなので、
大変ですよね・・・。しかも減点方式なので・・・内申点って。

息苦しいっていうのはありますよね。

編集長
編集長

うわぁ・・・苦しいですね・・・。
これから先の教育ってどうなっていくんでしょうね?

教育自体も本当に多面的に捉えられる様になっていかなきゃいけないと思っています。

昔では考えられないですからね・・・例えばeスポーツもそうですし、YouTuberとかも・・・

無限にありますからね、子供達の未来、って言う意味で言えば・・・
なので勉強って言うのはあくまでもひとつの手段として

考えていただければ良いのかなって思います。

先ほどお話しさせていただいた事も、勉強というもので目指すものがあるならば
必要なものとして知っておくべき事ですけど、本当にそれ目指します?ってところを
柔軟性を持って聞いていける大人が増えれば良いのかなって思っていますね。

知った上での選択は重要なんじゃないかな・・・と。

編集長
編集長

そうですね。なるほど。ビオスタディーさんに相談すると
そう言う事も教えていただけるんですね。

そうですね。

本当に親御さんに知ってて欲しい事のひとつですね。

大学受験はある意味、平等なんで良いんです。
点数取れば良いだけなので、最後に。

ただ高校受験がヤバいんですよ、内申点が大きく関わってきますので・・・。

内申点が中1から見られていると先ほどお話しさせていただきましたが、
例えば、1年から2年は先生に反抗し続けて、内申点落とし続けていた子がいたとすれば、
中3で反省して物凄く勉強頑張ったとしても、その点数がそのまま高校に反映されるわけじゃ無いんですよね。
内申点で減点されてしまうので残念ながら・・・と言うことになります。

編集長
編集長

あ・・・物凄く生々しい質問になってしまうんですが、
不登校の子の内申点ってどうなってしまうんですか?

そこは物凄く複雑で・・・学校の先生によっては上手くそこをやってくれる先生もいるんですよ。

基本的にはただ、評価出来ない。内申点が付かないと言う形になります。

保健室登校など、そう言った形で登校している場合で「1点」という感じですね。
やはり出席日数とかも大きく関わるのでその辺はとてもシビアなんですね。

出席日数がいただけるようなフリースクール等々に通ったとして、
テストの点もある程度取れましたとなった子が、高校で進学校に行きますか?って言えば、
現実的にはそういうところを目指す子はあまりいないのかな?とも思いますので、
そういうところではもっと柔軟に周りの大人達が導ければ良いと思うんですよね。

例えば、学力も含めて余裕のある高校を選んでいただいて、
その中で楽しい学校生活、充実した学校生活を送っていく方がいいのかな?って思います。

その上で良い大学なり、理由が明確になって行きたくなったら目指していただくって言う方が
お子さんのご負担も少なくて、いいと思うんです。

あと、偏差値低い学校ってそんなに悪い事ばかりじゃないんですよね。

成功体験という意味では、周りよりも勉強が出来る、テストの点が取れるって言う経験を
あえて、そういう学校の中でしていくって事も出来ますしね。

編集長
編集長

ありがとうございます。可能性を広げる話ですね。
不登校のお子さんに悩んでる親御さんに一言。

色々、苦労されてる方、多いと思うんですが、
1人で悩んでしまうと基本的には不正解を選んでしまうのかな?って思うんです。
現に悩みの中にずっといらっしゃるわけですから、もう考えてもわからないんだと思うんで・・・

なので、何でも良いから外に助けを求めて見て欲しいんです。

その結果、私どものところが合わなかったとしても良い事があるんです実は。
それは何かって言うと・・・

共通の敵に出来る!「あそこ微妙だったね。」って笑えたら
そこから理想、どういう場所がいいのか?とかのお話も出来るじゃないですか。

一番良くないのっていうのは、
ご家族なので、別人格同士が集まってるとはいえ、ひとつになり易いので

閉鎖的になってしまったりする事
なのかなって思うんです。

通うようになる、利用してくださるって言うのも素晴らしいんですが、
まずは兎にも角にも現状を変える為の動きを何か取ってみる事。

外の風に触れる。

そういう機会を沢山持っていただきたいですね。

編集長
編集長

最後に、お子さんに対して言える事は何かありますか?

今の状況を1人で考えてるとつらいと思います。

全ての経験は変えられると思うんです、やったことは変えられないんですが、

未来、今の経験の意味は変えられるんですよね。

不登校で勉強も全く出来なかったと言う事自体、間違いなく武器になるんです。
同じような子供達を救えるんですよね。

全く同じよう、じゃなくても同じような考えを持ってる子は沢山いますので
勉強が大好きです!って子なんて少数派だと思うんですよね(笑)

チャレンジが怖いのはみんなですし、

あなたの今の経験は
多くの人を救う可能性があります。

ですから、今、それと向き合う事をお考えなら、
勇気のある1歩を踏み出して見て欲しいなって思います。

終わりに・・・

自身の理念と指導方針を実現させようと
その熱量を存分に話してくださった吉田さん。

心理に関しての質問も沢山してくださって
開業したばかりの塾と同様に学び、発展していく気持ちが
溢れ出ている素敵な時間でした。

子供達の成功体験をさせるお手伝いをしたい!

そんな願いを込めた場所なだけに優しい空気が流れ
あっという間に時間が過ぎていきました。

もっともっとお互いに話したい!
そんな思いを共有しながらインタビューを終えた編集長でありました。

☆吉田さんがいらっしゃるところ☆

施設名個別指導塾ビオスタディ
住 所〒277-0023
千葉県柏市中央2-1-5
柏TYビル3F
営業時間・定休日午前10時から午後3時
対応地域柏市
対 象児童未成年不登校
対応内容学習支援
公式サイトhttps://biostudy.site/
お問い合わせ〒277-0023
千葉県柏市中央2-1-5
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電話:04-7197-7971

インタビュアー:山田賢明
     編集:山田香綸